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東京から横浜へ、歴史と今をつなぐ道――第一京浜を歩く2025-05-19
⸻ はじめに 東京から横浜へ向かう幹線道路「第一京浜(国道15号)」をご存知でしょうか? 江戸時代の旧東海道に重なるルートを持つこの道路は、歴史と現代が交錯する魅力的な道です。 今回は、第一京浜の歴史や現在の姿、沿道の見どころをご紹介します。
⸻ 第一京浜とは? 第一京浜(だいいちけいひん)は、東京都中央区から神奈川県横浜市西区までを結ぶ国道15号の通称です。 「京浜」とは「東京」と「横浜」を意味し、昭和初期に名付けられました。 東京の日本橋を起点とし、品川、川崎を経て横浜へ至るこの道は、 物流・通勤・観光などあらゆる面で今も重要な役割を果たしています。 ⸻ 歴史の背景 第一京浜のルートは、江戸時代の「東海道」にほぼ一致しています。 東海道五十三次の宿場町であった品川宿や川崎宿を通り、当時の街道文化の名残が今も一部に残っています。 明治以降、自動車交通の発展とともに、旧街道は整備され、 昭和27年に「国道15号」として指定。その後「第一京浜」という通称が一般にも広まりました。 ⸻ 現在の第一京浜の姿 現代の第一京浜は、交通量が非常に多い幹線道路です。 特に品川〜川崎間はオフィス街・商業エリアが多く、通勤時間帯は混雑が常です。 一方で、歩道を歩いてみると、昔ながらの商店や神社仏閣などが点在しており、意外な発見も多いです。 ⸻
第一京浜と大井町の位置関係 国道15号、通称「第一京浜」は、東京から横浜を結ぶ大動脈。 その道を南へ走っていくと、品川区の南品川三丁目交差点付近で「大井町駅方面」の案内が見えてきます。 幹線道路の喧騒からわずか数百メートル入っただけで、まったく違う表情の街、大井町が広がっています。 ⸻ 第一京浜の「表」と大井町の「裏」 第一京浜沿いはビジネスビルや配送拠点が立ち並び、ひっきりなしに車が行き交います。 物流と通勤を支える、まさに都市の「動脈」。 一方、そこから少し外れた大井町は、地元の商店街、昭和の面影が残る飲み屋街、 そして近年の再開発で誕生した商業施設が混在する「都市の素顔」です。 第一京浜が流れであるなら、大井町はその中に浮かぶ“島”のような存在です。 ⸻ 歴史的背景:街道と宿場町の中間地 第一京浜のルートは旧東海道にほぼ沿っており、 品川宿〜川崎宿の間に位置する大井町は「宿場町ではない、しかし休憩地のような」役割を果たしてきました。 明治・大正時代にかけて鉄道が整備されると、大井町は工場と住宅が集まる街に成長。 第一京浜から枝分かれするように広がったこの街には、道の歴史が深く関わっています。 ⸻ 現在:再開発と第一京浜の共存 第一京浜は今もトラック・バス・車が走り続ける生活道路です。 そのすぐ横、大井町駅前では「おふろの王様」や阪急大井町ガーデン、タワーマンションが建ち並び、 かつての工業地帯とはまるで別の都市風景が広がっています。 さらに2026年開業予定の「OOIMACHI TRACKS(大井町トラックス)」が現在進行形で工事中です。 道路の進化と街の変化、その接点を感じられるのが、このエリアの最大の魅力です。 ⸻ 散策ルート • 起点:第一京浜・南品川三丁目交差点 • → 徒歩10分で「大井町駅」へ • → 商店街「東小路」や「サンピア通り」で昭和風情を体験 • → 阪急大井町ガーデンで現代的な風景を楽しむ • → 最後に第一京浜へ戻ると、また違う時間軸を感じられる ⸻ 幹線道路のすぐ横に、時代を巻き戻したような風景が広がっている。 それが大井町と第一京浜の面白さです。 通り過ぎるだけでは見えない街の 余白 にこそ、物語があります。
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ページ作成日 2025-05-19